この法案の中に、つきまとい、沢山のメールの送信、などをストーカー行為と認定するものがありますが、必ずしも異性(恋愛相手)にだけ適合するとは限らず、議員が悪用出来る法案と思います。
以前、国籍法改正をめぐって、反対派が各議員に対して、沢山のメールを送ったり、ファックスしたりしましたよね?
もし、こう言うのが議員からみて不快であると判断した場合、ストーカー防止法案に照らし合わせて対応して来る可能性があると思います。
何に対して、つきまとい、沢山のメールの送信、と考えるのかはそれぞれの訴え主によると思うんです。
この法案のずるい部分は、弱い立場の女性を守る法案だと建前上はしながらも、その実解釈は利用する側によっては如何様にも出来る部分があると思います。
極端に言えば、悪法の通過を狙う議員が抗議をされた場合も、法案に反対するおかしな人たちに「つきまとわれた」と言えたりする思います。
こんなことでは、悪法も成立し易くなるんじゃないですかね?
すでに存在する悪法の改善を狙って市民が動いても、議員が「つきまとわれた」とされれば終わりです。
悪法反対の沢山のメールを、迷惑メールと解釈することも出来ます。
SNSや掲示板にも適合がある様ですが、反日の外国人が日本人にストーキングされたとし、
掲示板の竹島の書き込みが、精神的に著しい苦痛を受けたなどと言えば、解釈次第で如何様にでも悪党が決まって来ます。
女性にやさしい法案と偽装して票を取り、違う目的にも使えのがこの法案。
また過度な線引きは、恋愛が萎縮する危険性があると思います。
些細なことで訴えられる心配を感じれば、男性も女性も、恋愛に大胆な感情はもてないでしょう。
さらに晩婚化に影響しないとも限らないと思います。
イタリア人はしつこくて有名ですが、「しつこい」と取るか、「情熱的」と取るかで、随分と印象が変わって来ます。
そのしつこさもを良しとするのも、「ただしイケメンに限る」だったり「ただし美人に限る」と言いたい人もいるでしょうが、いずれにせよ解釈によって随分と印象は違います。
この法案で多々線引きをして行くことは、自由度が失われる感じもします。