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9条の縛りが大事なのか? それより他に大事なことがあるのでは?

先日、太平洋戦争の記憶 第二弾ミッドウェイを買いました。
復刻版の新聞がついてきます。

当時の新聞をみると米空母を二隻撃沈した様に記載されています。
実際には一隻でしたけど。

どうしてミッドウェイで海戦をしたのか、現在では不思議に思う人が沢山います。
また、その当時の軍のトップでも反対意見が多く、もっと戦略上大事な場所を
攻略するべきだとの意見がありました。
やらないと辞任すると山本五十六が言って、無理矢理やって大敗でしたけれど・・

山本五十六が、ロンメルやパットンの様に世界の武将の中に数えられないのは、
その辺りのことが大きいのかも知れません。

山本五十六の計算では、米空母を叩けば、残った主力戦艦部隊も前線に進めてくる。
そこを一網打尽にするんだ!と言うものがありましたが、
空母が叩かれれば、戦力補充がなされるまで、米海軍の動きがなくなっただけじゃないのか?
無理に戦艦部隊を出撃させる意味などないとする意見もあります。

今の価値観からすれば理解に難しい山本五十六の言動ですが、
その当時からすれば、それしかなかったのではないか?と言う見方もあります。

現在、9条の改訂こそがすべてだと主張する人がいます。

私は、その人たちの意見をみるにつけ、君たちは軍隊が何か知っているのか?
と思えて来ます。

ミッドウェイの時に、9条の縛りなんてありません。
米軍を上回る戦力で挑んだ戦いに日本が大敗したんです。

この戦いでは、ボタンの掛け違いが多々ありました。
戦争の勝敗に、大きく指揮官や作戦参謀の能力が関わっています。

9条の縛りがあるから、勝てないとか、なければ勝てるとか、
そう言う問題じゃないです。

自民安倍が、ノムヒョンとのチキンレースに負けて、竹島周辺の海洋調査主権を
譲渡したのも、憲法と関係などありません。
なにが必要か、分からない改定派は、もっと深い階層で考えるべきじゃないですか?


>この戦いでは、ボタンの掛け違いが多々ありました。

具体例を書くと、

・日本の潜水艦が哨戒配置につく前に米空母がすり抜けた。
(出航予定が遅れて配置予定日より遅れて作戦海域に到着。)

・索敵機を飛ばすが捜索範囲が広すぎて確認していない部分があった。
(みていない部分を米空母がすり抜けた。)

・索敵機で敵空母を発見するものがあるが無線機が故障した機があった。

・日本本国から敵空母が近くにいる可能性あり!の電信があるが、
日本の機動部隊には届かない。
後方にいた大和には届くが無線封鎖の関係上、機動部隊に連絡をしなかった。

・空母赤城の無線室で敵空母の無線交信を受信したと言う説があるが、
潜水艦や哨戒機から敵空母の存在を知らせる連絡がない為に誤報と間違える。

山本五十六が敵空母に備えて半分の機には魚雷を搭載しておけと南雲に命じるが、
敵空母が存在しないと誤認し陸上爆弾にすべて交換させた。

・敵空母発見後、山口提督が陸上爆弾でも敵空母の甲板に穴を開けられることから至急発艦を
打診するが、完璧な攻撃にする為に魚雷に搭載しないおすことを南雲指令が決める。
その間に敵の急降下爆撃に合う。

なにかあると9条改訂!ばかり言う人がいるけど、
現行憲法でも、完璧な作戦と指揮の実行があれば、強い軍隊になりうる。
軍隊が強いか弱いかは、指揮官と作戦次第である。


9条を改訂することがすべてだと思っている9条馬鹿にお進めの戦史がある。

日本海海戦

これは待ち受けることの利点を最大限に活かした戦争であり、
大勝利の典型です。

もし、太平洋戦争の様に、バルチック艦隊を先制攻撃することが大事だと判断して、
日本の艦隊を欧州方面に回航したら、日本の方が不利だったでしょう。

現状、中国の脅威があるから9条を改訂すべきだと言う人は、
戦史から勝利の法則を学んでいるんでしょうかね。

私が太平洋戦争時に、軍のトップなら真珠湾もミッドウェイもやらない。
フィリピンを取り戻しに出て来た米軍を待ち受けて、徹底的に叩きます。

9条改定派は、中国の侵略について言いますが、それなら中国が侵略に出て来たところを
待ち受けて叩く方が、日本に有利な戦争になる。

現行憲法に於いても、やられたらやり返していい決まりになっています。
9条がすべての鍵だとするのは、捏造です。