小池百合子都知事が代表の新党「希望の党」との“合流”を決めた民進党に戦慄が走っている。前原誠司代表は28日、「希望者全員の公認を求める」と言っていたが、やはり小池氏は“排除の論理”で選別するようだ。すでに「排除リスト」なるものまで出回っている。
小池氏と前原氏は29日午前、民進から希望に移る候補者について会談。といっても、わずか15分ほどで終了。記者に囲まれると小池氏は「全員を受け入れることはさらさらない」と言い切った。
午後の記者会見ではさらに冷酷な言葉を繰り出した。
「排除されないということではなく、排除いたします」
こう言ってのけた上で、候補者は最終的に「自分が決める」と断言した。
安全保障政策や憲法観などの基本政策で一致できるかが選別基準だとしているが、まさに「私の考えに合わせない者は入れない」という“小池独裁”の様相だ。
こうした小池氏の意向を受けてなのか、それとも小池氏周辺が勝手に言っているのか、出回っている「排除リスト」にあるのは前職12人、元職3人の計15人だ。
菅直人 (東京18区)
野田佳彦 (千葉4区)
岡田克也 (三重3区)
赤松広隆 (愛知5区)
長妻昭 (東京7区)
枝野幸男 (埼玉5区)
安住淳 (宮城5区)
近藤昭一 (愛知3区)
辻元清美 (大阪10区)
阿部知子 (神奈川12区)
篠原孝 (長野1区)
初鹿明博 (東京16区)
海江田万里(東京1区)
手塚仁雄 (東京5区)
櫛渕万里 (東京23区)
■共産党との共闘に転換の動きも
首相や党代表、幹事長など幹部経験者、リベラル系、そして小池のお膝元である東京の候補者がターゲットにされている。
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170930/Gendai_418341.html
(解説)
報道によれば、前原は全員受け入れて欲しいと申し入れたが、小池百合子の方が拒否したとある。
つまり、前原の悪意ではないかも知れない。
しかし、事実上、前原が壊し屋になってしまいましたね。
とても残念です。
今大事なことは何か?
前原らを批判したら、野党大勝がある訳でもないので、それでも野党共闘を実現して欲しい。
参考
☆<民進>一部残留、分裂へ 希望の選別に反発
前原氏は選別を巡る希望の党側の発言について小池氏に抗議したとしたうえで、「小池氏とは対等の立場で話しており、全員を公認候補にしたいと申し出ている。一両日中に方向性を示したい」と説明。両党の合意がない限り、一方的に排除されることはないと強調した。
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20171001/Mainichi_20171001k0000m010109000c.html