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昭和20年8月11日におこなった日本の米国原爆投下抗議

「米機の新型爆弾による攻撃に対する抗議文」

今月6日、米国航空機は、広島市の市街地区に対し新型爆弾を投下し、瞬時にして多数の市民を殺傷し同市の大半を潰滅させました。
広島市は、何ら特殊の軍事的防衛機能や、そのための施設を施していない普通の一地方都市です。
同市全体を、ひとつの軍事目標にするような性質を持つ町ではありません。

本件爆撃に関する声明において、米国トルーマン大統領は、「われらは船渠(せんきょ)工場および交通施設を破壊した」と言っています。
しかしこの爆弾は、落下傘を付けて投下され、空中で炸裂し、極めて広い範囲への破壊的効力を及ぼすものです。

つまり、この爆弾で、この投下方法を用いるとき、攻撃の効果を右のような特定目標に限定することは、物理的に全然不可能なことは明白です。
そして本件爆弾が、どのような性能を持つものであるかは、米国側は、すでに承知しているものです。

実際の被害状況は、広範囲にわたって交戦者、非交戦者の別なく、男女老幼を問わず、すべて爆風および幅射熱によって無差別に殺傷されました。
その被害範囲は広く、かつ甚大であるだけでなく、個々の傷害状況を見ても、「惨虐」なるものです。

およそ交戦者は、害敵手段の選択について、無制限の権利を有するものではありません。
不必要の苦痛を与えるような兵器、投射物その他を使用してはならないことは、戦時国際法の根本原則です。
そのことは、戦時国際法であるハーグ陸戦条約規則第22条、及び第23条(ホ)号に明定されています。

米国政府はこのたびの世界大戦勃発以来、再三にわたって、
「毒ガスその他の非人道的戦争方法の使用は文明社会の世論によって不法であり、相手国が先に使用しない限り、これを使用することはない」と声明しています。

しかし、米国が今回使用した本件爆弾は、その性能の無差別かつ惨虐性において、従来かかる性能を有するが故に使用を禁止せられをる毒ガスその他の兵器よりも、はるかに凌駕するものです。

米国は国際法および人道の根本原則を無視して、すでに広範囲にわたって日本の大都市に対して、無差別爆撃を実施しています。
多数の老幼婦女子を殺傷しています。
神社や仏閣、学校や病院、一般の民家などを倒壊または焼失させています。

そしてさらにいま、新奇にして、かつ従来のいかなる兵器、投射物とも比べ物にならない無差別性、惨虐性をもつ本件爆弾を使用したのです。
これは、人類文化に対する新たな罪悪です。

日本政府は、ここに自からの名において、かつまた、全人類、および文明の名において、米国政府を糾弾します。
そして即時、かかる非人道的兵器の使用を放棄すべきことを厳重に要求します。

昭和20年8月11日

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(感想)

すっかり日本が自民党の政策で、アメポチになってしまい、このような発言は二度とされなくなってしまいました。
日本焦土化作戦による、無差別爆撃は、日本人の希望である子供たちを殺戮し、日本人をこの世界から抹消してしまおうとするものでした。

米軍の維持に思いやり予算を献上して、米国のおこす戦争に大金を投入して支援する日本。
そしてついには、アメポチ集団的自衛権にまで手を出す。

今みたいな日本を考えて、その当時の兵士たちは、戦っていたのではないと思います。
GHQの洗脳が予想以上に効果を発揮して、アメポチであることが最良の選択だと思い込む日本人が量産体制で来ています。

よく愛国者のフリをする自民党狂信者がいますが、アメポチ日本にするために、先人が特攻した訳ではありません。
もはや、愛国の意味すら分からない人が、自民党を支持し、そうじゃない人に左翼とレッテル張りをするのが慢性化しています。

そもそも左翼とは、改革派の意味です。
アメポチこそが、真の改革!と思って売国改革を断行する自民党こそが、左翼でしょう。