★首相の前で「帽子投げ」も…防大卒業式で訓示
安倍首相は22日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示した。
首相は「戦後、わが国はひたすらに平和国家の道を歩んできた。しかし、それは平和国家という言葉を唱えるだけで実現したものではない」と述べ、自衛隊の国連平和維持活動(PKO)への初参加(1992年)などを「果敢な行動」と評価した。
そのうえで、「国際情勢は絶えず変転している。不戦の誓いを現実のものとするため、私たちも決然と行動しなくてはならない」として、グレーゾーンから集団的自衛権まで切れ目のない対応を可能とする安全保障法制の必要性を強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150322-00050077-yom-pol
(解説)
1.不戦の誓いを現実のものとするため
2.グレーゾーンから集団的自衛権まで切れ目のない対応を可能とする安全保障法制の必要性
この二つには大矛盾がある。
これまで自民党は、何年も同じ主張をして来た。
・米国に向かって行くミサイルを撃ち落としたい(無償、米国から報償なし血税から)
・米艦船が攻撃されたら助けたい(無償、米国から報償なし血税から)
・合法的に給油活動をしたい(無償、米国から報償なし血税から)
・合法的に後方支援をしたい(無償、米国から報償なし血税から)
最近になって、
・米軍への弾薬提供(無償、米国から報償なし血税から)
国民の血税を投じて米軍を助けたいと言うことだが、集団的自衛権は米軍への戦争加担である。
紛争の当事国からは宣戦布告とみなされ、不戦の近いとは相反する。
安倍がアメポチ戦争加担を頻繁にクチにすることがあってか、自衛隊員になりたい人が10%以上も減ってしまった。
日本周辺の有事ならいざ知らず、米国への戦争加担で死んだら、割に合わないと考える人も当然にいるのだろう。
これはごく自然なことだと言っていい。
これらを意識してか安倍は「不戦の誓い」を述べているいる訳だが、防衛大の諸君も大矛盾には気がついたであろう。
米国の軍人だって本音を言えば、日本の為に命など落としたくはない。
安保がありながら、竹島や北方領土を取り戻すことすら、協力していないことをみれば明白だろう。