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素人がプロの弁護士に勝つ方法 その1

ついつい、素人が立証不十分になってしまい、相手にいいようにやられるのが下記ですが、訴状を製作する時に見直しをする必要があります。

(1)相手方の加害行為の立証
(2)故意・過失の立証
(3)因果関係の立証
(4)自分自身が受けた被害の立証
(5)法律構成の組み立てと提示

これが、分かっていたとしても、見落としがちなのが、証拠の精度です。
素人が考える証拠と、プロが考える証拠には、随分と開きがあります。
法廷で通用する証拠精度が必要です。

よくありがちな、勘違い例を記載します。

・素人
スパムメールそのものを証拠と思い込む

・プロ
スパムメール被害を立証するために、支える証拠を提出する
送信者の特定
使用されたアドレスの特定
送信時間、受信時間
いつ、誰が、誰に、なんの為に送信し、どのような内容が記載してあったのか。
証拠として通用するように、条件を揃えます。

自爆例として、
a「このスパムは、Aさんが、送信したに決まってる!」
b「では、Aさんが、送信したという証拠は?」
a「え、証拠?そんなもの、誰がどうみたってAさんが送信したに決まってるでしょ?」
b「どうして、Aさんなのでしょう?」
a「そんなのAさんしかいないからに、決まってるでしょ!」
b「法的根拠はありますか?」
a「私が、Aさんが犯人だと確信しているから、そう言っているんですよ!」

と、いう具合に、法廷ではやり取りせず、準備書面で双方の主張が行き交う訳ですが、こんな感じだと、大人が子供を負かしたように、相手方弁護士は思うでしょうね。

よく、素人が、プロに簡単に負けてしまうと言われているのは、裁判で必要な事項が、分からないからだと思います。
裁判所は、企業と違って、非常に不親切な場所です。
多くの公務員が、業務改善され、普通のサラリーマンの感覚を持っているのに対して、裁判所は前時代的な感覚があります。

もし、裁判所が企業なら、訴状をどのように記載したらいいか、親切丁寧に解説したものが、サイトに掲示されている筈です。
ところが、おおまかなテンプレ程度ならありますが、詳細な説明はないです。
また、ここが間違っていますよ!、この訴状では負けるので訂正してください!などのアドバイスも一切ないです。

結局、要領が分からず、自爆して、相手方の弁護士にいいようにやられる事態が発生します。
だが、しかし・・だが、しかし・・です。
ある程度学習して、プロと同じように考えて、訴状や準備書面を作成することが出来れば、素人でもプロに勝てると思います。
勉強なんて面倒って人には、お勧めしませんが、自分で色々やれたら弁護士を雇わずに済みます。

コスト削減出来ることは、最大の利点です。
普通、弁護士に依頼すると、着手金10万円程度が相場です。
内容証明書の価格なども、法律事務所によって違いますが、一通2万円も取るところがあります。
相談30分で5千円、中には30分で1万円取るところもあります。
こうなってくると、裁判はセレブな人たちのものって気がしますよね。

例えばですが、自動車にキズ付けられたとして、9万8千円で修理出来たとします。
にも関わらず、10万円以上かけて弁護士に依頼したら、まったくコスト面で折り合いませんよね。
しかし、自分自身が弁護士と同様に動けるのなら、余計なコストを発生させることなく、どうにか出来ます。
勉強は面倒でも、それだけお金を浮かせることは出来ます。